未就学児のご両親の皆さんはおうちでお子様に勉強をさせていますか?
幼稚園も行っていないのに、勉強って何? という方もいらっしゃるかもしれません。
でも、家でなかなか間が持てない…そんな時に試しに買ってみたのが子供が好きなキャラクターもののワークブック。これがハマったみたいで、毎日熱心に取り組んでくれています。
お受験は考えてない、お勉強ばかりの家庭にしたくない、という方でも、子供の興味をつかんで楽しく学習できるチャンスがあるなら取り入れてみるのもいかがでしょうか?
今回は2歳からワークブックを始めてみた結果感じたことと、代表的なワークブックの内容、そしてオススメのワークブックをご紹介します。
この記事はこんな方におすすめ
- おうちでできる学習に興味がある方
- いろいろな知識を楽しくお子様に身につけてもらいたい方
- 毎日のルーティーンとして活動を取り入れたい方
目次(タップすると開きます)
我が家のワークブック開始のきっかけはしまじろう
常々思うのですが、キャラクターものの効果は絶大です。
アンパンマンやしまじろう、ディズニーキャラクターなど世代を超えて愛されているキャラには子供たちを魅了する何かがあるようです。
それまではワークブックをさせようという意識があまりなかったのです。ドリルのようなお勉強って、もう少し年が上がってからでは…と。
しまじろうなら2歳から真剣に勉強に取り組んでくれました。
でも、実際に試させてびっくり。内容はちゃんと「お勉強」なのに、子供のハートをがっちり掴んで、スイスイと勉強が進んでいます。
何でもかんでもキャラクターものの力に頼るのは良くないかもしれませんが、「きっかけ」を与えるのには十分かもしれません。「興味ない、やりたくない、いやだ」という気持ちを「やってみたい」に変えるのが実は一番大変なのでは?と思います。
幼児は意外とやりはじめてしまえばハマる傾向が強いので、キャラクターの力を借りてこのいちばん大変な「やる気にさせる」部分を乗り越えるのはどうでしょうか?
2歳児向けのワークブックの中身
ワークブックは色々な種類が出ていて、お好みに合わせて購入できます。
例えば「めいろ」はその名の通り、なぞっていく系の迷路がたくさん入っています。我が子は迷路系がどうも苦手だったので、こちらを購入したところどんどん上達してくれました。
数、ひらがな、迷路など様々な要素を学ぶことができるワークブックがたくさん!
「かず」のワークブックでは、数をかぞえる、大小、均等に分けるといった算数っぽい問題が多いです。幼児向けなだけあってイラストも豊富で、シールを活用するものも多いので嬉しいですね。
年齢に幅があるのは気をつけて!
逆に失敗だったなと感じたのが、こちらの「アナと雪の女王」のワークブック。こちら、対象年齢が2歳から4歳と広いのです。
2歳から4歳と対象年齢の幅が広いと、内容にもばらつきがあります。
そうなると「簡単すぎる」ものや「難しすぎる」ものがバラけていて、結局全体の数割しか本当に楽しんで遊べないという問題があります。
また、物によっては簡単すぎるものも…
こちらのアンパンマンのワークブックは対象年齢こそ2歳のものの、内容的には他のワークブックよりちょっと簡単かな?と感じました。
2歳から始める子供のワークブック・ドリル 内容やオススメを一挙紹介!
シンプル故に、「ほうっておいても遊んでくれる」という良さがあるかもしれませんので、そこは一長一短ですね。
書き込みやシールも少なく、ちょっと意外な内容の薄さでした。
有名どころの2歳児向けワークブック、中身をご紹介
ここでいくつか、代表的なワークブック・ドリルのシリーズの中身の様子を少しずつ紹介したいと思います。
しまじろうの「こどもちゃれんじのワーク」シリーズ
しまじろうのシリーズはやはり有名ですね。
色々な題目のワークブックが出ていて、選びやすいと思います。
キャラクターに惹かれるお子様でしたら、まず食いつきは間違いないと思います。
キャラクターを使いながら、楽しく勉強が出来ます。
しまじろうシリーズのすごいところは、キャラクターだけ重視して中身がスカスカという「ありがち」な内容になっていないことです。ボリュームもしっかりあって、充実しているのは嬉しいです。
子供が大好きなシールを使ったり、クレヨンを使ったり、ハサミを使ったりと内容もバリエーションに富んでいることも特筆するべきです。
ミシン目はないですが、ページが切り取りやすいです。
七田式の「七田式・知力ドリル」シリーズ
七田式教育が出しているドリルです。
七田式教育の教材については過去何度か紹介していますが(下記参照)、やはり老舗が出しているだけあって内容はとてもしっかりしています。
七田式教育のものはより「脳トレ」感が強いです。
しまじろうのものに比べると「脳トレ」っぽいといいますか、「考えたり」「覚えたり」する内容が多いです。
想像して残りの色を塗ってみるとか、前のページで出てきたものを記憶するとか、そういう内容です。
ある種認知症予防みたいな感じがしますね。
これはこれで、子供の能力を伸ばすという意味ではとても合理的かもしれません。ただ、各課題の指示がやや難解なので親が一緒に丁寧に指示をしてあげないと難しいかもしれませんね。
ちなみにミシン目が入っており1ページずつ切り取りやすいです。
くもんの「おやこファーストステップ」シリーズ
学習系お稽古の名門、くもんも当然のごとくワークブックを出しています。
くもんの「おやこファーストステップ」シリーズ
どちらかというと、右脳を育てるような内容になっています。
抜けている色を塗るというもの
一つ一つの課題がシンプルで、次から次へと新しい課題に行けるので集中力がまだ弱い2歳児にはピッタリだと思います。
切り取って貼ってケーキを完成させるという課題
ただ、各ワークブックわりと内容がワンパターンなので、いくつか種類を分けながら使うのが良いと思います。
サイズが小さめでコンパクトなので、外出先にも持っていきやすいのが嬉しいです。ページも切り取りやすいです。
学研の「幼児ワーク」シリーズ
学研もワークブックシリーズを出しています。こちらも種類が豊富です。
学研のワークブックは種類が豊富
とてもカラフルで、課題のパターンも色々とあって飽きさせないよう工夫がしっかりしています。
学研のワークは課題のレベル感も統一されており、ぐんぐん解き進められます。
ページが大きいので、クレヨンなどでも楽しく描けます。
課題はシンプルなので、子供だけでもドンドン進められます。
永岡書店の「新・知力開発」シリーズ
七田式教育としまじろうを内容的に合体させたような感じです。割と色々なトピックが出てくるので、飽きやすいお子様にはよいかもしれません。
新・知力開発シリーズの「これなあに」
ただその分課題のクオリティや難易度にややばらつきがあります。
歌など、ちょっと他のワークブックと違う内容が入っています。
逆に言えば、これで始めてみてお子様が興味を持つもの(迷路、数など・・・)を把握して、それに特化したものを買うのもよいと思います。
ただサイズ感が少し中途半端(A4とB5の間ぐらいでしょうか?)で、見開きのページや複数ページ続けての課題もあり、切って使うのは難しいです。たまに前の問題が次のページめくったところにつながっていることがあり、少し疑問が残りました。
ついでに「はさみ」「のり」も上手に使えるようになろう!
ワークブックをやっていると、クレヨンやシールだけではなく「はさみで切って」「のりで貼る」という動作が多く出てきます。
最初はスティックのりを使って、親が切ったものを渡していましたが、最近は自分で切らせて、自分で液体のりを使って貼らせています。
切るところから貼るところまで、全部一人でできるようになりました。
オススメしたいのが「しまじろうのハサミ」と「ヤマトのり」です。
しっかり使えるしまじろうのハサミです。
しまじろうのハサミは利き手がわかり始めたら、購入して練習することをオススメします。
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ヤマトののりは子供の遊び心をとがっしりと掴む、楽しい液体のりです。
ノリはスティックのものが便利だと思うかもしれませんが、結構保育園や幼稚園ですと「液体のり」を使うことが多いと思います。
そんなとき便利なのが「ヤマトのり」です。たっぷりはいっていて、少量ずつ指につけて塗るという練習が出来ます。
指先でのりをちょっとずつ・・・
[まとめ] たくさん見てきた中で、2歳児に一番オススメのワークブックはこれ!
色々と見てきた中で、一番オススメできるのは・・・
やはりこちら、「学研の幼児ワーク」シリーズです。
2歳から6歳まで年齢別に別れて選びやすいのと、何より内容が多様です。
しっかり課題ごとに1ページあって、メリハリよくお勉強が出来ます。
お子様の興味に合わせて、課題に取り組めます。
もちろん、キャラクターも良い「きっかけ」になるので、「しまじろう」シリーズもワークブック始めるにはオススメですよ!
キャラクターものは良い「つかみ」になりますね!
ワークブックはお子様の脳の成長を促しながら、楽しく遊べる便利な知育グッズですよ!