今日はカトリック系の幼稚園のお受験において、面接で聞かれること、そしてその質問の意図についてお話したいと思います。当然受ける幼稚園や受験する時によってこれらの内容は変わっていくものですが、基本的なアプローチは共通かと思います。幼稚園教諭の経験を通して、どのような質問にどのような意図が込められているのか、そしてどのように回答していくのが一般的に望ましいとされるのかについて説明していきたいと思います。
もちろん幼稚園お受験に正解はないですが、それでも以下の内容を心の中に留めておいていただければ、きっと皆様の役に立つときが来ると信じてこの記事を書いています。
ぜひこれらの情報をご参考に、お受験を乗り越えていただければと思います。
お受験に際してのカバン・持ち物についてはこちらの記事を参考にしてくださいね!
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この記事はこんな方におすすめ
- カトリック系の幼稚園、とりわけ御三家を受験される予定の方
- 幼稚園の面接で聞かれることの意図を知りたい方
- お受験の面接における模範解答例を知りたい方
目次(タップすると開きます)
面接で注意したいこと
面接は必ずしもプレッシャーに感じる必要はありません。普段の育児に対する意識が問われる場ですので、そこだけしっかりと押さえておけばそうそう問題になることはないでしょう。
ただ、夫婦間で意識がブレないようにしましょう。あくまでも一般論になってしまいますが、「お受験に熱心なママ」と「そこまで熱心ではないけど合わせているパパ」のペアをよく見受けます。あまり好印象ではないので、二人とも共通した意識を持ってお受験に臨めると良いです。別にガツガツしている必要はなく、温度差がないことが大事です。
面接はいきなりぶっつけ本番ですと痛い目に遭うことが多いです。しっかりと練習をして、入室の流れや座り方など、子供を交えて一通り練習しておいてください。
後は一日二日では直せるものではないですが、子供のキョロキョロ・足ブラブラなどはなるべく直したいところです。厳しいところですと、足をブラブラしているだけで落とさせることも・・・。しっかりと子供にも面接の練習をさせたいですね。
やはり一番のポイントになるのは志望動機
志望動機は一番大事です!
しかしこれがなかなか難しいですよね。もちろん幼稚園によって特徴があるとは思いますが、「絶対にここがいい!」という理由を思いつくのは生半可なことではないかと思います。
それでもここをしっかりと作るのは大事です。面接におけるキーポイントと言っても過言ではないでしょう。
①説明会で話していた内容、プレ保育に参加した時のエピソードを入れる。
②園のホームページ・パンフレット等をしっかりと確認し、「モットー」「教育理念」は頭に叩き込む。
③園のホームページ・パンフレット等に頻出する「キーワード」を用いる。
④子供が得意としていることと、園の教育理念を絡める。
⑤自分の子供をどのように育てたいのか、明確な指針を示して志望理由につなげる。
⑥親族などが通っていた場合は、アピールする。
それぞれについて簡単に説明していきます。
願書の書き方についてはこちらをぜひご参照ください!
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①説明会で話していた内容、プレ保育に参加した時のエピソードを入れる。
志望動機に具体性を持たせるため、そして「本気度」を見せるために、説明会やプレ保育に参加したことは積極的にアピールしていきたいです。
冒頭で「プレ保育に参加させていただいた際に気に入った」「説明会で○○園長先生がおっしゃっていたお話が印象的だった」と言った内容を織り込めるととても印象が良くなります。
注意したいのは、ただ漠然と「説明会行って良かったから」ではなく、「説明会を通して貴園の○○なところを実際に肌で感じることができ・・・」と具体的に印象に残って志望に至った点をアピールしたいです。どの先生がどのようなお話をされていて、そのどういうところに心を打たれたか、と説明できると良いですね。
②園のホームページ・パンフレット等をしっかりと確認し、「モットー」「教育理念」は頭に叩き込む。
多くの幼稚園はホームページやパンフレットなどを作成しており、どのような教育方針なのかを知ることができます。
これらの情報は最低限の前提として頭に叩き込んでおきたいです。厳しいことを言うようですが、この内容が入っていない人は「その程度か」と思われてしまいます。特に「お母さんは熱心だけど、お父さんはあんまり」状態であった場合、お父さん向けに園の教育方針について質問が飛んだ時にバレてしまうので、必ず共有しておきたいです。
当然他の受験生もここを押さえてはいるはずですが、漠然とした志望理由からより具体性を持ったものにグレードアップするためにはしっかりと確認したいです。
③園のホームページ・パンフレット等に頻出する「キーワード」を用いる。
幼稚園によっては、キーワードが存在することがあります。
「創造性」「誠実」「元気さ」など、特定のキーワードが複数回出てくる場合は要チェックです。必ずどういう意味で使われているのかを理解した上で、それをさりげなく志望動機に混ぜ込むことで「ちゃんと貴園のことを理解していますよ」とアピールすることができます。
注意したいのは、特にカトリック系ですと、「慈愛」等のキーワードはその宗教観の中で普段の使い方とは違う使われ方をすることがありますので、間違った用法をしていないかしっかり確認してください。
④子供が得意としていることと、園の教育理念を絡める。
ここまでは幼稚園について具体性を深めるアドバイスでしたが、子供についてのアピールも必要です。
子供の強みを、うまく教育理念につなげていきましょう。
例えば、好奇心旺盛でチャレンジすることが大好きな子であれば、自己決定を尊ぶモンテッソーリ教育の幼稚園に合致しているでしょう。他者を通して学ぶ、と言う教育理念の幼稚園であれば、お友達と遊ぶのが大好きな子供が向いていると言えます。
ただ子供の良いところをあげるのではなく、幼稚園を志望した理由につなげられるとベストです。
⑤自分の子供をどのように育てたいのか、明確な指針を示して志望理由につなげる。
次に、親から見て自分の子供をどう思うかを述べていきます。
「私どもは○○な子供に育ってほしいと考え子育てをしてまいりました。○○を重んじる貴園の教育方針に心を打たれて志望させていただきました」のように、うまく「親が目指す姿は、あなたの幼稚園で得られるのです」とつなげていきたいです。
この時の子供の教育方針・しつけの方針は園の目指すものと乖離しすぎていないことに気をつけてください。例えば、「最適な環境を積極的に用意したい」教育方針であれば、「子供の自主性に任せて、他人を通して自己教育する」幼稚園とはズレがあります。
⑥親族などが通っていた場合は、アピールする。
最近は親やきょうだいが通っていたことが優遇されないことが多くなりました。御三家でも同じかと思います。
ですが、「通っていた人が身近にいる」=幼稚園の教育方針やカラーについてよく知っている、と言えるので、言っておいて決して損ではありません。
ただし、これはあくまでも補助的な要素ですので、これを志望理由のトップに持ってくるのは考えようです。
まとめ 模範解答例:志望理由
最後に、サンプルの志望理由を書いてみました。上記の①から⑥の要素をどのように利用しているか、見てみてください。
サンプル1
私達夫婦は、子供の自己教育力を信じ、自立性の高い人間に育てることを共通の教育理念として参りました。説明会でA園長が語られた、子供の意思を尊重し、各々が持つ個性と感受性を大切にし、自己教育力を尊ぶ貴園の教育方針に共感し、今回志望させていただきました。
キリスト教精神とモンテッソーリ教育は高い親和性を持っていると感じ、貴園の特徴である縦割り保育による協調性や、家族との時間を大事にする一貫した教育理念に強い感銘を受けました。ぜひ我が子にも貴園にて優しい心と自立心を育んで欲しいと感じております。
サンプル2
私達夫婦は、本物に触れさせる機会をなるべく多く与え、またアクティブに活動させることを共通の教育理念として参りました。
幼児期の教育が人格形成に与える重要性を鑑み、あそびや様々な情操教育に重きをおいた貴園の理念に共感いたしました。挨拶をはじめとするしつけの重視、施設の充実度、豊かで健康な子供を育てるという教育方針の下で、我が子も成長してもらいたいと感じ今回志望させていただきました。
親への質問:子供に関連する質問
子供に関連する質問は、以下のようなものが聞かれることが多いです。
子育てて一番重視していることは何ですか。
よく聞かれる質問です。
特に答える際の注意点はありませんが、例えばモンテッソーリ教育を行なっている園であれば「いかに子供の主体性を保つか」「子供にチャレンジさせる環境を用意させているか」と言った、その教育方針にあった内容にしたいところです。
しつけについて教えて下さい。
厳しすぎる内容はNGですが、全く何もしていない、と言うのもNGです。
明確なラインを引いておいて、それを夫婦間で共有しています、といった「家族ぐるみでやっている」感を出せると好印象ですね。
将来どんな子になってもらいたいですか。
職業(医者になってほしい、弁護士になって欲しい等・・・)は避けた方が無難です(余程志望理由などと絡められない限り)。
ここで可能であれば、「将来○○な子(性格的な特性:困っているときにいつでも他者に手を差し伸べることができる子、等)になれるよう、貴園の教育を受けて欲しい」のように、幼稚園の特徴につなげる言い方をしたいです。
きょうだいについてお聞かせください。
もし同じ・系列の幼稚園に通っているきょうだいがいればここでアピールしても良いでしょう。
ここで聞きたいのは子ときょうだいの接し方です。普段どのように接しているか、それを子供の性格的特徴(=この幼稚園に合っていますよ)につなげられたら良いですね。
普段どのようにお子さんと接していますか。
子供の教育方針に関する質問に近いものがありますが、しつけや教育よりも一歩引いて、普段の生活について説明したいです。
おうちの手伝いができる場を設けている、毎週必ずお出かけしているなど、シンプルながらも子供を大切に思って接していると言うことをアピールしたいです。
また、子供が親を手伝ってくれていることや、毎日あったことを楽しく話してくれるなど、子供の快活さなどをアピールするのも良いでしょう。
子の強みを教えて下さい。
可能であれば子供がその幼稚園に合っている理由につなげていきたいです。
運動を通して学ぶ、という幼稚園であればお外遊びが大好きで物おじせず誰とでも仲良く体を動かせる、といったアピールをしたいですね。
子の弱みを教えて下さい。
当然ではありますが、「ダメダメな弱み」はNGです(お友達を叩いてしまう癖がある、など)
とても月並みですが、やはり「熱中しだすと最後までやり遂げたくなってしまう、熱くなりやすいところがあります」みたいに「短所風長所」を挙げるのが良いでしょう。
他のお子さんとどのように接していますか。
きょうだいとの接し方に近い回答をしたいです。
こういう風に他の子と接することができるので、幼稚園でも問題なくやっていけますよ、というアピールにつなげていきたいです。
習い事は何かされていますか。
やっている内容で減点加点は基本的にないかと思われます。
何もやっていない、と言うのは明確な理由づけ(家庭内での時間をとても大事にしていると考える理由がちゃんとある、等)がないとあまり好印象ではないかもしれません。
可能であれば、その習い事をしている中で感じた子供のポジティブな変化、開花した子供の才能などについて語れると良いでしょう。
母子分離の経験は
あります、と絶対に答えた方が良いです。幼稚園ではパパ・ママは一緒に通いません。
行動観察などの考査でもそうですが、パパ・ママから離れるとガン泣きする子供ですと、なかなか合格は難しいかもしれません。
これは重要視される項目だという前提の上で、母子分離の練習は事前にしておいた方がいいでしょう。
幼稚園としては(他の子供との関係や先生方の負担を考えると)堂々と母子分離できている子を好みます。
親への質問:園に関連する質問
親への質問はしっかり準備していきましょう。幼稚園はほぼ親の受験と言っても過言ではありません。
当園について何を知っていますか。
何も知りません、は当然アウトですね。しっかりとホームページやパンフレットなどで調べていきましょう。
ここまで漠然とした質問を聞かれるのは稀だとは思いますが、父親宛に質問される場合もあります。
その際は「園の特徴・教育方針」について知っていることを簡潔に述べた後、「それがいかに我が子に合っているか」と言うアピールにつなげると良いでしょう。
当園は女子のみとなりますが、心配事はありますか。
心配ですね、はNGです。
特殊な環境ではあると認めた上で、そこで得られるものはそれ以上にある、という説明をすると良いでしょう。
例:感受性が豊かな女の子同士であれば協調性をより深く学ぶことができ、思慮深さや優しさ、愛のある行動、そういったものを周りの子達から憧れや尊敬を通して学ぶことが女子校の大きなメリットであると考えています。そのような刺激のある環境の中で、我が子はきっと人間的に大きく成長できるのだと感じております。なので、女子校であるという点で心配は特にしておりません。
当園はカトリック教育ですが、その点どうお考えですか。
意外に思われるかもしれませんが、親が信者でなくてもあまり影響はないと言われています。ただ、理解がないとNGです。
カトリックの教えについて聞かれることもなきにしもあらずなので、宗教のあらましや印象に残ったポイントなどはしっかりと説明できると良いでしょう。(カトリックの教えがこうだから、それに倣った教育方針にはこう言う面で期待している、など)
片親が信者の場合は「妻(旦那)を通して私も興味を持っております」とアピールするのも良いでしょう。
当園のモットー(教育方針)を知っていますか。どう思いますか。
絶対に押さえておいた方がいいポイントです。必ずホームページ・パンフレットなどで確認しておきましょう。
「どう思いますか」と言う質問については、「そのモットーを掲げる幼稚園で、子供にどう成長してほしいと思っているか」を述べていきましょう。
体験はされましたか。(説明会には行かれましたか)
やむを得ない事情がない限り、体験はしておいた方がいいです。
その際にどう感じたか(より志望動機が強まった)を説明した方が良いでしょう。
園に希望すること、期待すること、求めること、望むこと。
ここでいう「園に希望すること」は要するに子供が幼稚園を通してどう成長してほしいかを教えてほしい、という質問です。
決して「トイレを増やしてほしい」とかそういう相談ではないので気をつけてください。
簡潔に志望動機を繰り返すような内容にはなりますが、志望している理由を述べると良いでしょう。
例:集団生活の中で同じ行動を取ることやの先生方の説明を聞いて何か行動を起こすという環境に置かれることで、我が子の協調性・自立性を一層強化していくことができればと思っています。モンテッソーリ教育が掲げる自己教育力の育みやカトリックの慈愛の理念を吸収できる場となることに期待しております。
親への質問:その他
これらの他にも、一般的な質問や少し捻った質問が飛んでくることがあります。
最近は職業や学歴などを聞かれることは少なくなったと思いますが、聞かれたら簡潔に答えられるように準備しておくと良いでしょう。
(父親に対して)普段どのようにお子さんと接していますか。
父親の育児参加を確認する質問です。
平日は仕事で忙しい分、週末は少し遠くへ子供と出かけたり、あるいはママと一緒だとなかなかできないアクティブな遊びなど、積極的に活動していますと言った内容だと好印象です。
また、この時に、父親と母親の間で子育ての内容にブレが生じないよう、常日頃から話していますというアピールができると良いでしょう。
(お母さんに)お父様の子育てについてどう思われていますか。
もちろん、肯定的なことを言いましょう。
いかに育児に熱心であるか、褒めてあげるのが良いです。「もうちょっとこうしてくれたらいいんだけど・・・」みたいな発言はNGです(夫婦間で育児の内容について共通化されていないことがバレますし、またお母さんの立場が弱い印象を持たれてしまいます)。
自分ができない分をカバーしてくれているなど、父親の育児の特徴について語ると良いです。
お仕事について
あまりダラダラと話しすぎないよう、簡潔にまとめて「良いところ」をあげてください。
例えば「印刷業界で働いています」だけではなく「印刷の仕事をしておりますが、さまざまな識者の方の文章を編集し、普段は触れることのない世界について学ばせていただいています。私の仕事を通して、子供にも『こんな面白い世界があるんだよ』と印象的だったことを積極的に話すようにしています」のように子供の成長へとつながる回答をしたいです。
最近読んだ本について・最近のニュースについて
言うまでもなく、子育てにつなげられる話をしたいです。
ただ痛ましい事件や愉快なニュース、漫然と面白い本について話すのではなく、「こう言う知見を受け取って、それを今後の育児に反映していきたいと感じた」と教育方針や家族のあり方についてつなげてください。
子供への質問
子供への質問はシンプルですが、その分普段の教育・しつけがものをいいます。
ただ、「ここが面接の場である」「きちんと答えないといけない」「物おじしない」と言った要素は子供が理解していることが必須になります。
家でも椅子を並べて、壁に向かってでもパパ・ママが面接官の役をやってでも良いので、子供にじっとさせることを練習しておきましょう。
自分の名前・年齢・誕生日や挨拶
元気よく挨拶して自己紹介できることは鉄則です。
しっかりと相手の目を見て、はっきりと話せるよう、日頃から会う人会う人に挨拶をする習慣をつけていきましょう。
お父さん・お母さんの名前や年齢を聞かれることも稀ですがありますので、答えられるようにしておきましょう。
好きな遊びや興味のあること、好きなおもちゃは何、どうやって遊ぶ
自分の意見をしっかり言えるかの確認になります。
かなりの確率で聞かれますので、事前に準備しておくことに越したことはないでしょう。回答内容で減点されると言うことはほぼないと思われます。
「なんで好きなのか」まで言えるとなお良いでしょう。
好きな食べ物・嫌いな食べ物、お母さんが作るご飯で何が好きか
上記と同じで、スッと答えたいところです。
欲を言えば、お母さんの料理は「インスタントラーメン」みたいなものではないのがベターです。
さらに言えば「パパも料理をしてくれます」と子供から発話してもらえると、好印象です。
今日はここまで誰と来たか・今日の朝ごはんは何か
記憶を辿って解答ができるかの質問になります。こちらもかなりの確率で聞かれるので、答えられるようにしておきましょう。
「誰と来たか」「どうやって来たか」など色々なパターンで練習しておいてください。
幼稚園が楽しみか、幼稚園で何がしてみたいか
幼稚園が何なのかを子供が理解しているかの質問になります。
プレ保育などを子供が経験しているとイメージがしやすくなるので、そう言う意味でもプレ保育はぜひ参加しておきたいところです。
お友達といっぱい遊びたい、ひらがなを勉強したいなど、内容としては減点されるものはほぼないと思われます。きちんと質問の意図を理解していて、自分の意見を言えるかを確認しています。
好きな絵本は何か
タイトルを言った後「どう言うところが好きですか」と聞かれることが多いです。
きちんと答えられるように、常日頃から絵本を読んであげた後は「どこが面白かった?」と聞いてあげると良いです。
複数のタイトルを言えると印象が良いですね。
最近いつ叱られたか、叱られた内容は何か
ちょっと意地悪な質問ですが、聞かれることはたまにあります。
別に叱られた内容で減点されることはないのですが、「本人が悪いことをした時、それを悪いと理解しているか」を確認する意図があります。
この年齢では「なぜ怒られたのか」まで理解しているのはなかなか難しいと思われますが、その分答えられると好印象です。
まとめ 面接はしっかりと親・子で準備する。夫婦間で共通認識を持つのも大事!
スリッパの履き方など、細かいところも準備していきたいですね。
どれだけ準備をしていても、想定外のことを聞かれることはありますので、あまり気負わず自然体で臨みましょう。
日頃の子供との接し方がものをいう世界です。叱った時は「なぜ叱られているのか、子供の理解させる」、絵本を読んだときは「どこが面白かったのか、子供に聞く」といった日々の些細な行動が大事です。
また、パパ・ママの間で教育方針のズレやお受験に対する温度差があると透けて見えてしまうことがあります。しっかりと意識を合わせておくのがベストです。
一日二日で身につくものではないので、椅子を並べて面接を練習するのが良いでしょう。入室や挨拶などの練習も合わせてしておくとベストです。
以下の記事では願書の書き方や持ち物についてまとめています。ぜひ参考にしてくださいね!
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