ぐんぐん言葉が増えていく我が子の知育のために七田式のフラッシュカードを購入しました。
はたして、0歳〜3歳の教育でフラッシュカードは意味があるのか? パッパと次から次へと見せて行ったらかえって脳に悪影響なのではないだろうか?
さらに言えば、七田式教育ってちょっと宗教というかオカルトくさいところがあり不安・・・
そんな気持ちで揺れていた私達ですが、結果的にそんな不安は杞憂に終わりそうです。レビューや効果について以下詳細に説明していきたいと思います。
実際に使ってみた結果、七田式教育さんの掲げる「幼児の脳を刺激し、語彙力、理解力、記憶力を育てる」という目的にきちんと沿った教材だと思っています。幅広い知識を、大量に記憶するために右脳を鍛える、そのために最適な教材ではないでしょうか。リズムよく絵がどんどん変わるので、集中力がまだあまり持たない0歳児からでもグイグイついてきてくれますよ!
通常の製品(結構いい値段がします!)以外にもお試しセットという手頃な値段のものがあります。お試しセットでも十分ボリュームがあるので、まずはそちらで試してみるのも悪くないかもしれません!
一通り試せてお手頃なお試しセットでまずはどうでしょう?
この記事はこんな方におすすめ
- 七田式教育に興味がある方
- 子供の語彙や思考力を伸ばしたい方
- フラッシュカードの効果に疑問がある方
目次(タップすると開きます)
七田式教育そのものは言ってることはちょっと怖いかも
今回はたまたま七田式のフラッシュカードを購入したのですが、結論から言ってしまえばべつに公文式でもなんでもフラッシュカードは変わりはしないだろうというのが個人的な意見です。七田式の方がモノがしっかりしていたり、次から次へと見せていくのに優れているというのはあるかもしれません。なにより、種類がびっくりするほど豊富です。
だけれども、所詮はカードです。
片面に絵が書いてあって、裏面にひらがなやカタカナでその名前が書いてある。
これをぱっぱっと見せて行って「うさぎ、いぬ、ねこ、うま、とり、さら、スプーン…」みたいに高速で見せていくというのがフラッシュカードの役割になります。
それ自体は何ら変哲はないのですが、七田式教育の説明文が少し怖いです。
この説明文は逆効果なのでは・・・?(説明はドッツカードのものです)
いわく赤ちゃんが宇宙の波動を受け取るだの、右脳がどうだの、ESP能力がどうだの書かれています。
このあたりを信じる信じないは個々人の自由ですが、ことフラッシュカードについてはあまり七田式教育特有なものはないため安心できると思います。
フラッシュカードはどのメーカーが出しているフラッシュカードも似通っているので、七田式だからヤバイとかそういうことはないだろう・・・。
七田式のものはDVDがついてきて、懇切丁寧にフラッシュカードの見せ方を紹介してくれます。一枚につき一秒以下で、本当に次から次へとフラッシュさせていくのが目標です。これは実際に動画などで見ていただくと、いかに早いかがわかります。
内容はこんな感じ
実際の商品はこんな感じです。
かなりのボリューム!
ご覧の通り、段ボール箱にドドン!と届きます。
結構なボリューム!
しかし、これだけの枚数でもいざフラッシュカードをするとあっというまです。
ひと箱100枚見せたとしても、3分もせずに終わります。
なので我が家では毎日1箱100枚分フラッシュカードをしていますが、意外と負担にはなりません。「ああ、やらないとなぁ・・・」と億劫になるほどではないので、むしろいい習慣になるかもしれません。
七田式教育 フラッシュカードは語彙を一気に増やせるひみつ道具 集中力が続かないお子さんにもオススメ!
カードの絵は少しクオリティにばらつきを感じます。子供が見るものだし、伝わればいいというのはわかるのですが、「ちょっと差がすごいでしょ」と思うものも。
例えば以下の写真。
絵のクオリティの落差がすごい
でも、ちゃんと絵で見て文字の意味が伝わるように工夫されているので、その点は安心して良いと思います。
高速で見せるフラッシュカードは子供に悪影響なの?
となると一番心配になるのが、そんなにパッパと見せて行って子供に悪影響なのではないかということです。ネットを調べると脳に悪影響だとか、子供が壁に向かって話し始めたとか、恐ろしい体験談がゴロゴロしていますが、個人的にはそれは眉唾ものだと思っています。そもそも普段歩いている中でも次から次へと新しいものが出てくるのだし、光を放っているとか音がすごいとかそういう電子的な問題もないので大丈夫だと思います。
もちろん、一日中フラッシュカードしかしてなかったら子供の精神に異常をきたすでしょうけれども、それは一日中レゴをやらせたりしても同じことでしょう。子育てにおいてはなんでも適度にが大事だと思います。
高速に見せることの是非についてですが、子供は意外とパッと視界に入ったものの名前を言い当てたりするのに長けている、という経験をされたことないでしょうか。車窓から一瞬映った景色で「おもちゃ屋さん!」とか、スーパーで通りすがっただけなのに「アンパンマン!」とか、そういう「よく気づくな〜」という大人ですらびっくりするような謎の瞬発力みたいなものが子供にはあると思います。
フラッシュカードはその一環で、「これはね、犬って言うんだよ」と丁寧に見せるよりも「犬。」とサッと見せてしまっても問題ないという理解の上にあります。
七田式フラッシュカードに効果はあるか
30枚程度のフラッシュカードなら、1分もしないで終わるが、意外や意外、うちの子は間でちょくちょく拾ってくれます。
私「ねこ、いぬ、かお、手…」
子「て!」(手を出しながら
私「あし、め…」
子「め!」(自分の目を指差しながら
といった具合に、分かる言葉は拾ってくれます。
「たくさん!」と指を指して指摘してくれています
全部わかっているのかは怪しいですが、高速で見せてもちゃんと拾ってくれる。もとから知っている単語だけに最初は反応していましたが、すぐにフラッシュカードでしか触れさせたことのない単語にもきちんと反応するようになりました。
例えば「うえ」というのがそれです。フラッシュカードを使い始めてから、手の届かないところにあるものを「うえ」「とって」と言うようになりました。前は「とって」だけだったのに。
おそらく別の場面で使ったことがある単語なのでしょうが、カードを見るとその記憶が強化されて、意味がしっかり頭の中に入るのではないでしょうか。
絵本やお話しにはない、フラッシュカードの利点とは
いずれにせよ、「普通に絵本を見せたりお話ししたりするのと何が違うの」と言われたら答えに窮してしまいますが、文脈の中で意味を拾わないといけない絵本やお話しとは違い、単体で言葉が出てくるから効果的かもしれません。
どういうことかというと、例えば「あおいおそらをひこうきがとんでいました」という文章があり、青い空の中に飛行機が飛んでいる絵があったとします。
この時「あおい」「おそら」「ひこうき」「とんでいた」という四つの要素を、子供はうまく切り分けられないかもしれません。
繰り返していく中で「これが空なんだな」「これが飛行機だな」と知識は当然ついてきますが、この点フラッシュカードは「単語」しか出てこないので、子供にもすんなり理解しやすいのがメリットだと思います。
「おおい・すくない」
「うえ・した」
といったコンセプトは二つのカードの対比で覚えさせることができるようになっています。
絵本で指をさしながら「おそらを」「ひこうきが」「とんでいるね」と説明できるし、それと効果は同じだとは思うので、大きな差別化はできないですがやはりフラッシュカードは「たくさんの要素」を一度に与えられるのが強みだと今回感じました。
まとめ あくまでも補助的に語彙を増やすために使おう
フラッシュカードだけの教育は当然良くないと思います。何事もバランスなので、補助的な役割で語彙を増やすという意味でフラッシュカードを使う分にはなんら問題はないでしょうし、むしろ推奨できることだと思います。
1枚につき1秒以下の高速で見せていますが、別に子供がてんかんをおこしたとかそんなことは全くなく、集中して見ていてくれます。たまにテスト感覚で「これなに?」と聞いたら「うま!」とか答えてくれるので嬉しいです。着実に効果は出ていると感じます。
右脳の発達とか、記憶力の向上とか色々言われているが、そのあたりは私はなんとも言えません。マイナスにはなっていないだろうな、という程度です。
短い期間で色々見せられるので、絵本を通して聞けないお子さんにもフラッシュカードはちょうど良いかもしれません。機会があったら、お試しセットから購入して試してみるのも良いかもしれませんね!