子供をバイリンガルにさせる・・・とまでは行かなくても、少なくとも英語がある程度わかるようになって欲しいと感じている方は増えていると思います。実際、グローバリゼーションはしばらくのところのトレンドですし、子供を国際舞台でも活躍する人材にさせたい、と思うのは自然だと思います。
子供に英語を学ばせるためには、絵本が効果的だと思っています。この記事では、アメリカ育ちのバイリンガルであるソウタが0歳から4歳ごろまでにオススメの英語絵本を紹介しています。
皆様のご家庭での英語教育に役立てていただければと思います。
この記事はこんな方におすすめ
- お子様をバイリンガルに育てたい方
- 英語のオススメの絵本を知りたい方
- お子様が集中して読んでくれる絵本の選び方を知りたい方
目次(タップすると開きます)
そもそも、日本人のカタカナ発音でも大丈夫?
日本人は英語の発音をネイティブの英語話者のようにはできないかもしれません。それは当たり前のことで、日本語話者のように日本語が話せる外国人もそんなに多くはないでしょう。しかし、だからといってやらないほうがよいということは決してないと私は考えます。
英語でもなんでも、子供の教育に関しては慣れることが大事だと私は思っています。ボールで遊ぶことに慣れる、他人がいる環境に慣れる、順番を待つことに慣れる・・・我慢とは違う、「環境に適する」ことが大事だという考え方です。
そう考えると、別に日本語話者のカタカナ発音でも何も問題はないのではないでしょうか。なぜなら、目的は英語に慣れることなのですから。
もちろん、正しい発音じゃないと気がすまないという気持ちもわからないでもないです。どうせやるなら完璧にやりたいだろう。それはよく分かる。だけれども、家庭の教育だけでは完璧な英語発音はなかなか身につかないし、そもそもそんなものは国際社会では求められていないのではないでしょうか。
ウェールズ出身の英語話者の英語はネイティブですが、アメリカ育ちの私からすると聞き取りづらいです。それと同じことです。
どうしても心配な方は、朗読CD付きの絵本も多く存在します。特にエリック・カールのものは朗読だけでなく歌もついている商品もあり、とてもおすすめです。
小さいうちはしかけ絵本が効果的!
これは日本語の絵本にも言えることですが、しかけ絵本はとても効果的です。
はじめての英語絵本には「しかけ絵本」が最適
なぜかというと、ただ聞いて絵を見るだけではなく、アクションを通して英語を身体で学んでいけるからです。子供は視覚、聴覚だけではなく色々な感覚を駆使して日々様々なことを経験して学んでいきます。しかけ絵本でめくったりしながら遊ぶことで、体全体で学ぶことができるのです。
また、集中力が続きにくいお子様でもしっかりと「遊び」ながら読んでくれます。
しかけえほんに慣れ親しんでくれると、しかけがない絵本でもしっかりと読めるようになります。最初に慣れてくれるというのはとても大事ですね。例えば我が子は下で紹介しているMaisyというキャラクターが大好きで、しかけえほんでなくてもしっかりお話を聞いてくれるようになりました。
英語ネイティブが選ぶオススメ英語絵本のご紹介
ここからは、オススメの英語絵本をご紹介したいと思います。
特に注意しているのが、「造語が出てこない」点です。例えばアメリカで絶対的な人気を誇るドクター・スース(Dr. Suess)の絵本は選んでおりません。非常に楽しいお話が多く、私自身も小さい頃はよく読んでいた記憶がありますが、わりと造語や擬音が多く、これから英語を学んでいくという方にはあまりオススメができないからです。
Maisyの絵本シリーズ
Maisyシリーズは子供に大人気の、ルーシー・カズンズのシリーズです。
Lucy CousinsのMaisyシリーズ
シンプルで楽しく遊べる絵本です。
Maisy Goes to Preschool: A Maisy First Experiences Book
Karen Katzの絵本シリーズ
赤ちゃんや幼児が登場人物の絵本で、多くの大事な要素(ものをわける、あいさつをする等)を学んでいける素敵な作品です。
Karen Katzのしかけ絵本シリーズ
フラップをめくりながらunder(下に)、behind(後ろに)といった用語を遊びながら自然に覚えていくことができるのが魅力です。
楽しく英語が学べます。
Where Is Baby's Belly Button? (Karen Katz Lift-the-Flap Books)
Leslie Patricelliの絵本シリーズ
かわいらしい赤ちゃんが特徴的な絵本シリーズです。こちらも海外ではとても有名ですが、日本ではあまり見かけないかもしれません。
赤ちゃんがかわいらしいLeslie Patricelliの絵本
なかでも「Potty」はユーモラスにトイレトレーニングを描いていて、我が子にお気に入りでした。
エリック・カールの絵本シリーズ
日本人の方にも親しみがある、エリック・カールの絵本です。「はらぺこあおむし」をはじめとして、親しみやすい絵本を沢山書いています。
定番中の定番「はらぺこあおむし」
エリック・カールのしかけえほん
リズミカルに同じフレーズを繰り替えして使うので、子供の記憶に残りやすいのも特徴です。
少し注意してほしいのが、ものによっては非常に字が多くて難しい絵本もなかにはあります。必ず中身やレビューを確認して購入されるとよいでしょう。
Brown Bear, Brown Bear, What Do You See? (Brown Bear and Friends)
Pat the Bunny
昔から親しまれている、有名なしかけ絵本です。
五感で楽しめるPat the Bunny
装丁もきれいでかわいらしいので、プレゼントにも最適ですね。
Pat the Bunny ( Pat the Bunny) (Touch-and-Feel)
The Rainbow Fish
これも有名な絵本で、ちょっと文字が多いので難易度的には2歳から読み聞かせるのがよいと思います。
友達の大切さを語るThe Rainbow Fish
The Giving Tree
こちらも名著と名高い作品です。とてもセンチメンタルで、大人になってもよく覚えている内容です。
感動的な一冊のThe Giving Tree
成長、愛情、そして他人を想うという気持ちを学べる素晴らしい作品です。
個人的に著者のShel Silversteinは大好きな絵本作家の一人です。
なぞって遊べるアルファベットの絵本
ABCを覚えさせたい場合、ABCの歌という格好の材料があるのはもちろんですが、最近はなぞれる絵本が存在します。
なぞれるアルファベットで文字の習得を
ページの中に段差があり、書き順的なものをなぞって覚えられるというものです。字の形を触覚で覚えられるので、先程書いたように五感をフルに活用している幼児の段階からなぞらせて遊ばせれば、感覚的に身につきやすいかもしれませんね。
まとめ 英語絵本はとにかく楽しんで読めるものを!
絵本でいちばん大事なのは「楽しんで読める」ことだと私たちは考えています。
どれだけ素晴らしい絵本でも、子供が集中して聞いてくれなければあまり意味がありません。なのでお気に入りのディズニーキャラクターがいればそのキャラクターの絵本を、というふうにまずはお子様が手にとってくれやすい題材から始めるのがよいでしょう。
文章を全部読まずとも、絵をみて楽しめればそれでよいと思います。
色々なキャラクター、シチュエーション、難易度の絵本があるので、是非お子様にあっているものを選ばれてください!