2020年7月に、2歳の娘を連れてベビーカーで上野動物園へと行ってきました。
上野動物園は6月23日に、コロナ禍による長い休業を経て、久しぶりにオープンしました。
再開後の上野動物園の一番のポイントは「パンダが確実に見られる」ことだと思います。よってパンダ目当てであればこれ以上無いぐらい良いタイミングかもしれません。ですが、コロナ対策もあってか色々と入れないところが多く、少し寂しい園内でした。
今回の記事ではそんな上野動物園に幼児を連れての体験について紹介していきたいと思います。
この記事はこんな方におすすめ
- お子様と一緒に行ける都内のスポットをお探しの方
- 新型コロナウイルス後の上野動物園の様子が気になる方
- お子様に本物の動物を自分の目で見てもらいたい方
目次(タップすると開きます)
上野動物園への入場は予約制になりました
上野動物園へ入るためには、事前に公式サイトより入場予約をして無料で整理券のQRコードを発行する必要があります。15分おきの人数制限を設けた入場といった形で、開演時間を10時から16時までとして運営されています。(2020年7月6日現在)
整理券の入場時間ごとに、グループで入場します。
ただ、入場者数は一日4000人となっておりますので、比較的余裕をもって整理券を取れるかな?という印象でした。
整理券とは別にチケットが必要ですが、こちらは当日でも購入することができました。(整理券ごとに並び、整理券をチェックした後にチケットを購入することができます。もちろん、事前に購入しておくのもスムーズです。特に大きな列などはありませんでした)。
あいにく私達が行った日は雨でしたが、長時間並ぶ必要などはなく(例えば13時からの組でしたら、13時にそこにいれば入れるので極端な話並ぶ必要もありません)、スムーズに入場ができました。
コソーシャルディスタンスは大事です。
当然コロナ対策でソーシャルディスタンスを徹底しているようで、かわいらしい看板があちこちにありました。
入ってすぐ、並ばずにパンダを見られる!
今回の上野動物園のすごいところは、入場したらまずパンダのエリアに並ぶことなく入れるということです。
公式ホームページより
パンダの写真撮影はNGで、立ち止まって見ることは許されなかったのですが、可愛らしいパンダたちを見ることが出来ました。
入場制限をしており、またソーシャルディスタンスも徹底しているので、混雑とは全く無関係で、気持ちよく見ることが出来ました。パンダだけが目的であれば、本当にこれだけで嬉しいという感じですね。
パンダのエリアを通っていけば、園内に入ることができ、そこからは自由に園内を散策できるという形です。
仕方ないとはいえ、入場できない場所が多かったのが残念
当然、コロナ対策もあって人混みができやすいところは避けないといけないので、園内の多くの部分が立入禁止となっていたのが残念です。これはホームページを見ればわかるのですが、実際行ってみると「結構入れない所多いんだな」という印象です。
休止する展示施設など
東園:日本の鳥Ⅰ、夜の森、バードハウス、ホッキョクグマとアザラシの海(水と氷の回廊)、
「ゴリラ・トラの住む森」の一部観覧通路、「クマたちの丘 」の一部観覧通路、
西園:小獣館、両生爬虫類館、アイアイの森、子ども動物園すてっぷ(すてっぷ館)、
アフリカの動物室内展示
※その他、一方通行や部分的に休止する箇所があります。公式ホームページより
これ以外にも、ベビーカー貸し出しやコインロッカー等利用できない設備・施設がございますので、公式ホームページで事前に確認されることをオススメします。
閉鎖中の展示は結構あります。
当然、コロナ対策のために必要だとは思いますし、これだけ注意を払ってくれている上野動物園には頭があがりません。
基本的に建物になっている部分は立ち入り禁止とされている印象を受けました。ですが、多くの人が立入禁止区域手前に群がって、そこから中の動物の様子を見ようとされているところが多く見られ、それがまさに「密」になっている印象でした。
これは園の来場者である私達が当然自主的に気をつけておかなければならないことで、園としてもそのような利用は想定されていないとは思うのですが、係の人等がおらず皆立入禁止テープの手前まで集まっていたのが少し引っかかりました。このあたりは、私達利用者のモラルが問われるところですね。
触る系の展示は利用不可になっています。
「触って遊ぶ」系の展示も徹底して触れなくされているのが印象的でした。気をつけるのが大事ですね。
混雑がないのは本当に嬉しい
利用できない展示が多いとはいえ、入場制限をしているので非常に快適に園内を回ることが出来ました。
ソーシャルディスタンスの看板があちこちにあります。
ソーシャルディスタンスが徹底できるぐらい、人数を絞っているので、広い園内で「人混みがあるな」と感じることはほとんどありませんでした。
パンダの展示同様、立ち止まらず写真撮影NGにして回転させればできたのでは・・・とは思いますが、当然人員の問題や安全性などを徹底して考えた上で園の運営側も決めているのでしょうから、こればかりは仕方がありませんね。
カフェは営業中でした。
なお、一部休業はしておりましたが、カフェなどもオープンしており、子供連れでも安心して食事や休憩を取ることが出来ました。
ちょっとした注意点なのですが、屋外だからかあまり備え付けの消毒液が用意されていなかったので、こちらはご自身で準備されて持っていかれると安心かと思います(前述のように触る系の展示はないのですが、備えあれば憂いなしです。)
上野動物園は子連れでも、雨でも意外と大丈夫でした
上野動物園は大きな段差があるところは少なく、階段だけでなくスロープやエレベーターも必要に応じて備えられているのでベビーカーでも問題なく園内を回れるという印象でした。
また、ベビーカーと一緒に入れる多機能トイレも多く、そのあたりも安心です。
ただ前述のように現在(2020年7月現在)はベビーカー貸出などのサービスを行っていないので、注意が必要です。
また私達が訪れた日はあいにく雨ではありましたが、人が少なく傘をさして歩くことが気楽にできたこと、ちょっとしたひさし・屋根がある施設が多かったこと、そして動物たちが雨にも負けず活発に動いていたので苦ではありませんでした。
雨でも動物たちは元気です。
とはいえ、やはりベビーカーを押しながら傘をさすのは大変なので、下のようなアタッチメントがあると便利かもしれませんね。
ベビーカーにはレインカバーをしながら回りましたが、透明なものは子供の視野を妨げないのでオススメです。
まとめ 見られるところが限定されているけれども、パンダが見られるのは嬉しい再開園の上野動物園
コロナ後の新常態とはこういうものなのかな、と感じさせてくれる上野動物園でした。
屋内展示は軒並み入れませんでした。
人混みをとにかく避けるために屋内の施設は軒並み立入禁止となりましたが、その分園も目玉のパンダはしっかりと見られるようにと工夫をされているのを感じました。
お目当ての展示が公開中止となっていないかは事前に確認されたほうが良いと思いますが、それでも見どころは多く子供連れでも楽しく回ることができるかと思います。
ベビーカーでも回りやすい園ですので、是非お子様を連れて本物の動物と向き合う機会を設けてはみませんか。
皆さんも是非、コロナ対策に気をつけながら、色々とお子様とチャレンジしてみてください。
なお、この記事で紹介した内容は全て記事執筆時点(2020年7月6日現在)のものです。最新情報については、必ず公式ホームページをご確認いただくようお願いいたします。