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[年少3歳から]くもんで子供に楽しく勉強癖をつける! 幼稚園から通える公文式のメリット・デメリット

[年少3歳から]くもんで子供に楽しく勉強癖をつける! 幼稚園から通える公文式のメリット・デメリット

幼稚園に入ってから、何かと気になるようになってくるのが「子供の学力」ではないでしょうか。

ヨーコ
そんな教育ママ・パパっぽいこと言いたくないなぁ〜と思いながらも、同じ教育を受けている子を見るとどうしても気になってしまいますよね。

無理に詰め込み教育はしたくないけど、せっかく幼稚園で「ひらがな」や「数字」などに触れて知的好奇心が旺盛になっているので、これを機に伸ばしたい!と思いませんか? 私たち夫婦も同じ気持ちで、「子供にとって辛くない」「無理矢理させない」「自分のペースで、しっかりと力を身につけられる」という要素を探りながら選んだのが「公文式」です。

やってて良かった公文式、とよく聞くフレーズ。でも、幼稚園(3歳)から始めてしまっても大丈夫なのでしょうか? 実際に通わせてみた経験を語りたいと思います!

この記事はこんな方におすすめ

  • 幼稚園から始められる子供の習い事をお探しの方
  • 3歳からくもんを初めて「続けられるの?」「習慣がつくの?」と心配な方
  • 公文式教育のメリット・デメリットを知りたい方

公文式教育とは

私は2013年に東京大学を卒業していますが、同級生の習い事でやっぱり多かったのは「ピアノ」に並んで「くもん」が一番でした。
ソウタ

実際、「学習塾に通っていた東大生の3人に1人がくもんの経験者」というデータがあります。手軽に始められて、「とりあえずやってみるか」という形でくもんをスタートする方も多いと思いますが、まさにその「手軽に始められる」というのが魅力ではないでしょうか。

ヨーコ
入会金はなく、教科も好きなものを1つから選んで始められる、その柔軟性がくもんの良いところの1つだと思います。

くもんの特徴は、いわゆる義務教育のカリキュラムに沿うわけではなく、独自のアプローチで特定のレベルまで達することを目標としていることです。これだけだとちょっとわかりにくいですが、例えばくもんの数学は「自分自身で微積分の問題を解く」のを目標に設定されているそうです。幼稚園から始める際には微積分は流石にあまり関係がない話ですが、ここで重要なのは「自分自身で問題を解ける」レベルにもっていくということでしょう。

[年少3歳から]くもんで子供に楽しく勉強癖をつける! 幼稚園から通える公文式のメリット・デメリット

自分の力で考えて、自分の力で問題を解いていきます。

普段通っている学校で学ぶものに対してのサブとして、あるいは補足として勉強をするのではなく、「独立した学習体系」としてくもんが存在しています。もちろん結果的にカバーする範囲は義務教育で求められることとそう相違はないですが、大事なのは「くもんだけで学んでいっても成立するように作られている」ということです。

これはなぜ大事でしょうか? 理由はシンプルです。「進みたければ進んで、じっくりやりたければじっくりやれる」のがくもんの特徴なのです。

例えば「数学はすごい得意だけど、国語が苦手」という小学4年生の子がいたとします。この子に「小学4年生向けのドリル」を買っても、痒いところに手が届かない、もどかしい状態になります。学年によるカリキュラムとは別に、「できるところは進めて、わからないところは何度も繰り返す」のがキーになります。くもんはまさにここをカバーしているのです。

ヨーコ
幼稚園でくもんをオススメしたい理由は、まさにこの「子供のレベルに合わせて」進められるからです。

幼稚園の年少と一言で言っても、月齢によってかなり差が出ますよね。

3歳向け、という教材を買って、『難しすぎるなぁ』『簡単すぎるなぁ』と微妙にズレているのを感じた経験はありませんか?
ソウタ

公文式教育であればそこをきちんと押さえて、「子供のできるところから」スタートして、「子供のできるペースで」進んでいきます。しっかりと得意なところは伸ばして、苦手なところは苦手意識を作らせないように時には戻りながら、しかししっかりと前に進んでいきます。

公文式の気になるお教室のお値段

習い事って結構出費になりますよね。

幼稚園ぐらいから体操とかプールとか、あるいは英語とか習い事にいかせたい! でも高い・・・という経験はママ・パパなら誰しもあるのではないでしょうか?

くもんは入会金なし・1教科からの月額会費になっています。幼児・小学生は税込7,150円(東京・神奈川なら7,700円)です。

習い事としては普通のお値段ですよね。でもこれで宿題もしっかり出してくれるので、ワークブックなどを買うことを考えたら「そこまで高くないかな?」と思わせてくれます。

ヨーコ
ワークブックって、実際結構高いし、子供の能力にドンピシャ!ってものがなかなかないですよね・・・

教科によって進め具合を調整できるというのもくもんの利点だと思っています。

また、三ヶ月までなら休会することができて、休会中は月会費がかかりません。

幼稚園から始めるくもんの特徴

くもんはどちらかというと小学生から始めるようなイメージがあるかもしれませんが、幼児向けの教材もしっかりしています。

0から2歳向けの「Baby Kumon (ベビークモン)」がありますが、それとは別に、3歳からをターゲットにした教材があります。

「さんすう」「こくご」「えいご」の3教科と、正しい鉛筆の持ち方や運筆を覚えるための「ズンズン」があります。

「ズンズン」で運筆の練習。筆圧も良くなりました。

公式ホームページでは「年中から始めるくもん」とありますが、年少の3歳からでも問題なく開始することができました。

教材の内容は非常にシンプルで、「ひらがな」であればそれぞれのひらがな単体「あ」「さ」等を読むところからスタートして、「いぬが ほえる」といった2語文、「そらを とりが とぶ」と言った3語文・・・と進んでいきます。

数字も1から10まで数えるところから始まり、「以下の数字の中から23と33を探そう」と言ったより高度なものへと進んで行きます。

絶対に挫折しないよう、シンプルなところからスタートして、どんどんステップアップしていくイメージです。

分量も1教科の1日分がプリント両面5枚から10枚程度と程よく、5分〜10分程度で終わるようにできています。これは3歳児でも十分にこなせる量だと思います。お子さんの集中力が伸びてきた頃には、問題がより難しくなるので、同じ枚数でもしっかり勉強することができますね。

子供が嫌がらない、続けられる分量を毎日こなしていくことで「くもんは嫌なものじゃない」「勉強は楽しい」と達成感を感じながら日々の勉強を重ねることができるかと思います。

実際に3歳でくもんを初めてみた! 我が子の様子は?

我が子は実際に幼稚園年少からくもんをスタートしてみました。

コロナ禍ということもありお教室に通う回数は少し限定的でしたが、家での学習は意気揚々と取り組んでくれています。というのも、1回あたりの分量が本当にちょうど良いので、

幼稚園に行く前

おやつの前

外で遊んでから、夕飯までの間のちょっとした時間

少し手持ち無沙汰になったスキマ時間

と言った、「じっくり何かするほどでもないけど、かとは言って何もやらないのも勿体無い時間」をくもんに充てることができました。

むしろ、5分〜10分でスパッと終わらせて切り替えたほうが、子供にとっても「詰め込みすぎない」「勉強をやる時間!と構えてしまって、逆に嫌になってしまう」ことを避けることができました。

もともと我が子は絵本が好きでひらがなに興味を持っていたので、すんなりと「こくご」を始めることができました。「い、ぬ、が、あ、る、く」と拾い読みはなんとかできていたのですが(それでも「が」のような濁音や「ちょ」みたいな小さい字は苦手)、くもんを始めてからまとまりで単語が読めるようになりました。

くもんを初めて1週間で2語文(とりがとぶ)も読めるようになり、3歳8ヶ月で3語文(そらをとりがとぶ)もスラスラと読めるようになりました。本当にこの成長にはビックリです。

[年少3歳から]くもんで子供に楽しく勉強癖をつける! 幼稚園から通える公文式のメリット・デメリット

絵もあるので文章の意味がすんなりと頭に入りやすいようです

お教室で褒められて読めることが楽しいようで、ある看板や本屋さんお店屋さんテレビのでひらがなをよく読んでいる姿が見られます。絵本も積極的に自分で読むようになりました。
ソウタ

反面、数字はあまり好きではない様子です。うちの子は文系なのかな? と思っていたのですが、苦手でも苦手なりに、できるところを繰り返して練習するのがくもんの利点。

苦手ながらも「ちゃんとできるようになってきましたよ」と先生に言われるようになり、「できたときにプリントに○をするのが嬉しいみたいです」とのこと。実際、家で宿題をやるときも「うーん、うーん、さんじゅうごは〜」とひとしきり考えてから「できた!」とマルをして満面の笑みを見せてくれています。

ヨーコ
無理がない程度に、子供が嫌がらない程度に、しっかりと学力をつける。これが本当に実感できています。

もう一つの教材である「ズンズン」シリーズも、しっかりと筆圧をかけてスムーズにできています。くもんの鉛筆と持ち方サポーターが効果的なようですよ!

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幼稚園年少からくもんを始めるメリットとデメリット

実際に子供をくもんに3歳から通わせてみて感じたメリットデメリットをまとめてみたいと思います。

まずメリットですが、以下のようなものがあげられると思います:

くもんを年少から始めるメリット

家の近くの教室を選べて無理なく通える

引っ越し後も近くの教室を探せる

一人一人のレベルに合わせた教材を用意してくれる

教室では先生が学習を見てくれる

集中する時間を過ごし、机に向かう習慣が身に付く

毎日続けることで継続する力が身に付く

宿題をやる時間を作ることで一日の生活にメリハリがつく

次にデメリットは以下のようなものがあると感じました:

くもんのデメリット

1教科あたり7,700円を高いとみるか安いとみるか

家では親が宿題を見る為、負担になる

お教室へと通学することが手間になる

どれも他の習い事と変わらないデメリットポイントですね。

ヨーコ
個人的には1教科あたり5分から10分で学習が終わるとはいえ、3教科やるとして30分です。親がこの時間つきっきりになるので、疲れている時はそれがちょっとしんどいなぁ〜と感じました。

とはいえ、やればやるだけ確実に力がつくので、デメリットには目をつぶれると個人的には思いますし、7,700円の価値はワークブックを買って同じ内容を家でやるのかと思えば納得いくと思います。

まとめ 実際に幼稚園からくもんに通う意味はあるのか? 学力は伸びるの?

まず言えることは、我が子はくもんに通ってから確実に学力がアップした、ということです。3歳のうちにスラスラとひらがなが読めるようになりましたし、二桁の数字もしっかりと認識しています。

しかし、くもんに行かなくても同じ学力は身につくものだと思います。ひらがなや数字が読めない大人はほとんどいません。放っておいても、必ず一定のレベルには達することでしょう。

ヨーコ
なので私たちが重視しているのは「子供に集中して勉強をする習慣がつくか」「勉強を嫌なものだと思わないか」という点です。この点について、くもんは大いにメリットがあると感じました。

たとえ1日5分程度でも、机に向かって鉛筆を持って、プリントをやるということが習慣になるのはとても良いことです。この程度であれば「詰め込みすぎない」勉強ですし、子供も楽しく勉強ができています。いえ、「勉強している」という意識すらないかもしれません。それほど楽しく、気軽に学習ができています。

毎日プリントをこなして、こなしてきたプリントの量を見ると「こんなにやったんだ!」とモチベーションにもなっています。自分もやればできる、毎日頑張ればできなかったこともできてくる。その事実を理解できたときに、子供の成長があると思います。

[年少3歳から]くもんで子供に楽しく勉強癖をつける! 幼稚園から通える公文式のメリット・デメリット

我が子はくもんを通して、自分で文章を読む楽しみが身についたと感じます。

ですので私たち夫婦は別にくもんを通してひらがなや数字などを学んで欲しいわけでは決してありませんでした。結果としてくもんを通して「楽しく、集中して学習する」習慣を身につけられたと感じています。それが何よりも大事ではないでしょうか。
ソウタ

もはやくもんは我が子にとって毎日のルーティーンの一部となっています。「くもんやってから、おやつ食べるね」「幼稚園行く前に、くもん1つやりたい」と言い出すようになりました。

無理に勉強はしてほしくないけど、だからと言って遊ぶだけは嫌だなという方は、ぜひくもんをスタートしてみてはいかがでしょうか? 年に数回、無料体験を行っていますので、試してみるのも良いですよ!

確実に子供のレベルにあった教材で、子供のペースで進められる、まさに最高の習い事だと思っています。

 

 

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朝井ソウタ&ヨーコ

モンテッソーリとバイリンガル教育に力を入れている、アメリカ出身で英語ネイティブのソウタと保育士・幼稚園教諭のヨーコです。 子育てに絶対はないし、ベストはないけれども、「よりよい」ものはあるのではという目線でいろいろなものを試しています。私たち夫婦がよいと思ったものが万人に受けるものでは当然ないでしょうが、より多くの人に「これはよい」と思ってもらえるよう、様々な知育・子育てに関することを紹介していきたいと思います。

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