知育グッズで重視しているのは、「飽きが来ないか」「想像力を鍛えられるか」といった点です。その点、やっぱり定番の「レゴ・デュプロ」は大人気なだけあって、よくできています。
今回紹介するくもんの「図形キューブつみき」はまさに知育玩具の王道を行く、魅力がいっぱいつまったシンプルなおもちゃです。
非常にシンプルなのに、遊び方が本当にたくさんあって、何よりレベルに合わせた課題がいくつもついてくるのが嬉しいですね。
今回はそんな「くもんの図形キューブつみき」の魅力を紹介したいと思います。
この記事はこんな方におすすめ
- お子様の想像力、手先の器用さ、集中力を鍛えたい方
- 育児全般に使える、子育てをする上での「見守るべきポイント」と「ヒントを出してあげるポイント」を学びたい方
- レゴ・デュプロがお好きなお子様をお持ちの方
目次(タップすると開きます)
くもんの図形キューブつみきのご紹介
くもんの「図形キューブつみき」は3才から遊べる知育玩具です。
くもんによると「位置感覚・図形感覚・立体感覚・数量感覚などを育てる」「想像性・創造性を高めるとともに洞察力・推察力を育てる」「目的意識を持って活動し、問題解決力を育てる」というのがこの商品のねらいです。難しいことを言っているようですが、どれもお子様の健全な成長にとって大事なポイントですね。
中身は非常にシンプルで、カラフルなブロックが5色 x 10個ずつ、計50個で構成されています。これに課題となる「パターンカード」が24枚ついています。
[3歳から] くもんの図形キューブつみきは手先の器用さと想像力を鍛える知育グッズ
パターンカードはレベルによって別れており、簡単な模様からより複雑な立体物まで幅広く課題が用意されています。このあたりは以前紹介した、同じくもんが出している「さんかくたんぐらむ」に近いものがありますね。
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パターンカードはものによっては一つのアングルしか載っていないので、「裏側はどうなっているのだろう?」と考えさせられる作りになっています。ここが重要で、「見えないところを想像してつくる」「整合性をもたせる」といった論理的思考が、遊びながら身についていきます。
ちらっと背後に見える色を、ではどうやったら実現できるのか・・・そういったことを一生懸命考えながら、試行錯誤している子供を見ると成長を感じますね。
付属の「見守りポイント」や「ヒントの出し方」がすごい
お子様となにかしているとき、思い通りにできないとついつい口出ししちゃったり、怒ってしまったりすることはありませんか?
くもんの「図形ブロック」を買って驚いたのが、こういったポイントを丁寧にフォローしてくれる「見守るポイント」と「ヒントの出し方」という説明カードがついてくる点です。
何も図形ブロックだけではなく、様々な場面で活用できる、非常に有意義なポイントがまとめられています。実際、これが本当によかった!とレビューを書かれている方も多くいらっしゃる、とても便利なアドバイスまとめです。
知育系の課題を出した時、子供のどういった動きに注目するべきなのか、どういう場面にヒントを出したら良いのか、そしてどのようなヒントを出したら良いのか・・・。これらのアドバイスだけでも本当に買ってよかったなぁと思います。
育児の様々な場面で活用できる、金言集のようですね。
あえて崩れやすい、だけれどもそれがいい
レゴやデュプロの魅力が「作ったもので遊べる」だとすると、くもんの「図形ブロック」の魅力は「簡単に壊して、やり直せる」というところかもしれません。
何度もやり直すことで忍耐力を鍛えます。
ですが、その分子供は慎重になります。パターンカードと見比べながら、慎重に、丁寧にブロックを積み上げていきます。仮に下の方の段で間違えてしまったら、一度崩して最初からやり直さなければなりません。
もう一度最初から、という行為を通して「集中力」だけでなく「忍耐力」も身についたと思います。
手先の器用さが求められる
忍耐力だけではありません。
このキューブを丁寧に乗せていったり、うまく並ぶようにずらしていったりとするのにはそれなりの手先の器用さが求められます。
そっと乗せていくのが大事です。
大人にとってはとても簡単な行為ですが、幼児にとってはまだまだ難しいでしょう。崩れやすいブロックを使う忍耐力に並んで、その分丁寧さ、緻密さを求められる「器用さ」がぐんと伸びると思います。
くもんの「図形ブロック」は指示行動の勉強に お受験対策にも
普通のブロック遊びとは違い、くもんの「図形ブロック」のポイントは「指示に従う」ところにあります。
つまり、パターンカードに出ている指示に従って、同じものを作っていくのがこのブロックの正しい遊び方です。もちろん、それ以外にも無限に遊び方はあるとは思いますが、お子様の知育のためにはこの点に特化した商品だと思います。
指示通りに進めていくのは頭を使いますね。
「ママと同じものを作ってみようね」と最初は数個のブロックで始めても良いでしょう。そこから徐々に難易度を上げて、最後はパターンカードを見せてそのとおりにお子様に自ら考えて行動させることができるようになります。
この指示行動に従える能力を鍛えるのはなかなか難しいです。頭ごなしに叱って指示を出してもうまくは行きませんし、子供の興味を引く必要があります。そのためにも、「遊びながら学べる」この知育ブロックは非常に有意義なのではないでしょうか?
さらにレベルが上がって小学校受験になると、積み木を見せて「これはブロックがいくつありますか?」という質問が出たりもします。こういう時、物事を立体的に見る能力が身についているかで差が出てきますが、これは「くもんの図形ブロック」を使ってその基礎を鍛えることができるでしょう。
まとめ 知育の王道、論理的思考力を想像力を手先を使って学べるくもんの「図形ブロック」は本当にオススメ
色々な知育玩具の中でも、シンプルで飽きが来ないデザイン、そして目的が非常にはっきりしているという意味でこのくもんの「図形ブロック」はとてもおすすめできる商品です。
[3歳から] くもんの図形キューブつみきは手先の器用さと想像力を鍛える知育グッズ
少々値ははりますが、クオリティもしっかりしており、とてもきれいな商品でもあります。場所もあまり取りませんし、きれいに片付けるスキルを身につけることもできますね。
是非、お家で知育をするための教材としてご利用されてはいかがでしょうか?