子供が成長するにつれ、色々とものを持てるようになりますね。
クレヨンを握り始めたり、ボールを転がしたり、親にしがみついたりと・・・小さい手で一生懸命ものを掴む様子は、見ていて微笑ましいですね。
でも段々と気になってくるのが「子供の利き手」です。
我が子の利き手が決まるまでの経緯を振り返りながら、「子供の利き手が決まる時期」と「矯正の是非」についてご紹介したいと思います。
この記事はこんな方におすすめ
- 子供の利き手がコロコロ変わって気になる方
- 子供の利き手が決まる時期を知りたい方
- 左利きの子供を矯正するか考えている方
目次(タップすると開きます)
我が子の利き手の変化
うちの娘がものを掴むようになったのは生後6ヶ月頃です。発育としては遅くもなく早くもないという感じですね。
このときは左手でものをもつ事が多く、「おや、左利きかな?」と思っていました。
しかしどんどん成長するにつれて、1歳をすぎると今度は右手でものを持つように。ボールを投げたり、積み木を重ねるのも右手です。
ですが、また1歳10ヶ月ごろからまた左でものを持つように。この頃からクレヨンやハサミ等の練習を始めますが、どうしても左手のほうが力が入るようになりました。クレヨンはともかく、ハサミは両利き用をしょうがなく買って、どちらに転んでも良いようにしました。スプーンとフォークの食事も、左手で上手にできるようになりました。
しばらくは左のほうが力強かった我が子
うちの子は左利きなんだなと思っていた矢先、2歳半を迎えた頃から特に親の矯正もなく、右手に戻し、以後右利きとなっています。
結構右利きと左利きが定まらず、いったりきたりしたなぁという気持ちです。
気づいたら右利きになっていた。
子供の利き手はいつ決まるの?
利き手が決まる時期
我が子の左、右、左、右という変化は実は珍しくもなんともなく、多くの子供が普通に通る道のようです。生まれつき決まっている、という説もあれば、後天的に決まると言われています。
また利き手が定まるのも4歳という人もいれば、8歳という説もあります。
海外では実は両利きの比率も比較的ありますが、日本では書道の授業や比較的「左利きは矯正するべき」という風潮があるため、それより早く固定されてしまうことが多いようです。
私達はしばらくは両利き用のグッズを使っていました。
Amassan 安全はさみ 子供 はさみ 幼児はさみ 左利き 両利き 丸い刃先 指が切れないドリルはさみ DIY 文房具...
左利きの割合は?世界の何割が左利き?
なお、2014年の論文(Sara M. Scharoun、 Pamela J. Bryden著)によると世界人口のおよそ90%が右利き、10%が左利きとのことです。
ただ国によってはこの比率は大きく変わり、日本においては左利きはわずか5%弱とのことです(Leftyfretz.com調べ)。
20人に1人と考えれば、少ないような意外といるような・・・難しいですね。
左利きは矯正したほうがいいの? 利き手矯正の悪影響は?
これまた難しい悩みですよね。
我が子の場合では、左利きっぽい時期が一年程度あったのですが、特に矯正することはなく好きにさせていました。結果として右利きになりましたが、そのまま左利きのままだったかもしれません。
最初は両利き用のハサミで対応
丁寧に左に持っているものを右に持ち替えさせたり、ハサミを教える時などは右手用のハサミを最初から用意するなどをすれば、幼児期の左利きは矯正できると言われています。
ただ、矯正することで脳に悪影響がある、後々不都合が出るという怖い噂も・・・。このあたりはまだはっきりとした結果が出ていないためなんとも言えませんが、少し不安になりますよね。
左利きに天才は多いの? 左利きの人は変わってる?
古今東西ありとあらゆる天才をリストアップして利き手を調べたならまだしも、何をもって「天才」なのかわかりませんし、都合よく考えているものにすぎないと思います。
周りで「左利きで頭いいけど変わっている人いるよね」という人もいますが、本当にそうですか? 右利きにはそういう人はいないのですか? あまりそういうことは考えないほうが良いと思います。
左利きというのはある種その人の「わかりやすい特徴」なので、ついついそのイメージが先行してしまうのかもしれませんね。パッと思い浮かぶ「変わった人」の利き手、わかりますか? たまたま分かりやすい特徴を捉えて、その人と同一視しているのかもしれません。
左利きってやっぱりデメリット?
日本社会に限ったことでは有りませんが、やはり左利きであることのデメリットは多いと聞きます。
ハサミといった道具もそうですし、細かいところでストレスが溜まるという話も聞きます。職業によっては左利きだと難しい、という話もあります。
中には左利きを右に矯正したけど、やっぱりやりづらくて左利きに戻ったという方もいます。やはり大半が右利きの社会の中で、違うというのは難しいかもしれませんね。
しかし、少し前に比べて今は左利き用の各種道具は手に入りやすくなりましたし、社会的に「左利きは絶対矯正すべし」という風潮は薄れてきたように思われます。保育園などでも「左利きっぽいですね」とは言われましたが、それ以上は特に言われてません。少し寛容な社会になってきたのかもしれませんね。
ただ、必ずしも全員が寛容とは限りません。たまたま、子供が通った学校の先生の方が「右利きであるべき」という方だったとしたら・・・と考えたりすることもありました。
まとめ 利き手が決まる時期と矯正の是非について
結局の所、利き手の決まる時期は子供次第。
でも、大体は3歳程度になれば利き手はあらかた決まってくるようです。もちろん、子供によっては8歳ぐらいまで両利きを繰り返すこともあるそうですが・・・。ただ、ハサミなどのお道具を本格的に使い始めるのが3歳頃からと考えると、使い慣れて利き手が固まるのでしょうね。
矯正についても、賛否両論です。
私達夫婦はこのご時世であえて右利きに強くこだわらなくてもいいかな、と思っていました。右利きのほうがストレスは少ないかなとは思いましたが、左利きを無理やり右利きにするほうがストレスになるのでは?と考えました。
今どき、左利きだからと文句を言う人は少なくなってきました(いないわけではないでしょうが)。あまり深く考えず、暖かく見守ってあげるのがベストかもしれませんね。