梅雨時期や雨の日などでなかなかお外で遊べないとき、皆さんはご家庭でどのようにお子様と過ごされていますか?
我が家では、子供と一緒に料理をして楽しんでいます。「えっ、幼児に包丁を持たせているの!?」とびっくりされる方もいますが、きちんと気をつけながら教えていけば大丈夫です。
子供ってすぐに親の見ていることを真似したくなりますよね。そんな子供の好奇心をうまく伸ばしながら、お家のお手伝いにもつながる最高の体験が「お料理」なんです。モンテッソーリ教育でも、子供に「本物」を触れさせることが推奨されています。しっかりと本物の道具を使って、本物の食材に触れ、本物のお料理を作るという行為はお子様にとっても非常にメリットが溢れていますよ。
猫の手で気をつければ包丁も安心
この記事では簡単に作れる「ピザ」「お団子」「パン」を紹介します!
この記事はこんな方におすすめ
- 梅雨や雨の日にお家でできる子供の遊びを探している方
- 料理を通じてモンテッソーリ教育をしたい方
- 子供に積極的にお手伝いしてもらいたい方
- 本物の道具などを使う経験を子供にさせたい方
目次(タップすると開きます)
子供に、本物の食材と道具に触れる喜びを与える
子供にとって、大人の持っているものは何でも触りたくなるもの! ついつい「これは触っちゃだめ!」と普段なら注意したくなっちゃうかもしれませんが、そこはぐっとこらえて、子供の自己教育力を信じて、危険がなければガンガン「遊び感覚」で触らせてしまいましょう。
我が家では「玉ねぎを剥く」ことからはじめました。指先だけでできて、道具はいらないのでとてもシンプル。でも子供にとってはとんでもなく面白い遊びです。茶色い皮をめくると中身が白くて・・・とびっくり!
茶色の皮の中に白いたまねぎ!はじめての経験につながるお料理
こうやって「つるつる、ざらざらといった手触りを感じる」「匂いをかぐ」「中身を見る」「硬さを感じる」といった一見単純な行為も、五感を刺激する非常に効果的なものです。
小さいからこそ、一つ一つの行動が大冒険。子供の好奇心の赴くまま、どんどん興味を持ってもらいましょう。
道具も当然「本物」に触れさせたいところです。野菜を切るときは包丁とまな板を使うということを、実際にやって経験してもらいます。我が家ではこの「こども包丁」を使っています。
我が子は3才ぐらいの頃から、この包丁を使っています。もちろん、一人では危ないので一緒に持って教えていますが、子供はぐんぐん学ぶものです。きちんと危険な刃の部分を意識して、指もまるめて野菜を切るようになりました。
種がこんなにいっぱい!はじめてみるお野菜の中
もちろん、お子様の成長具合などに合わせて、適切に指導していきたいですね。親の持ち方をきちんとまねっこできるぐらいから、我が家では「そろそろ大丈夫かな」と判断しました。
簡単に作れる料理 「ピザ」「お団子」「パン」
今回は簡単におうちでお子様と一緒にできる料理を紹介します。
いずれも共通点が「粉もの」であるということ。そう、子供は粘土が大好きですから、生地をこねるのが大好きですね。生地から作ることで最初から最後まで楽しめると思います。
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皆さんのお子様は粘土で遊ばれていますか? 汚れたり、片付けが面倒ということであまり使わないというご家庭もあるかもしれません。 ですが、粘土は非常に効果的な知育玩具です。粘土を通して手先の器用さに磨きを ...
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作り方は簡単で、こんな感じです:
おうちで簡単!ピザの作り方
好きな具材を乗せる 楽しいピザ作り
簡単なピザの作り方
- 強力粉 150g、薄力粉50g、ぬるま湯100cc前後、オリーブオイル大さじ1、塩と砂糖ひとつまみずつをよく混ぜます。
- 水は少しずつ追加して、まとまりがよいようにします。
- ひたすらこねていきます!
- 生地を平たくしたら、市販のピザ用ソースを塗り、好きな具材(玉ねぎやウィンナー、コーン等)を載せます。
- 最後にとろけるチーズを載せて準備完了です。
- 250度のオーブンで10分ほど焼いて完成です!
パン屋さんみたい! 力を入れてこねるのが楽しい!
手のひらでまるめるのが楽しい お団子の作り方
まるめて楽しい お家で簡単お団子作り
簡単なお団子の作り方
- だんご粉200g、水160cc、砂糖20gをよく混ぜます。
- 水は少しずつ追加して、耳たぶぐらいの柔らかさになるようにしましょう。
- ひたすらこねていきます!
- 丸くちぎって手のひらでお団子に成形します。
- 熱湯で茹でます。団子が浮き上がってから2−3分で出来上がりです!
こんなにたくさんできました トッピングはお好みで!
好きな形のパンを焼こう 美味しいパンの作り方
好きな形に焼けるのが楽しい! お家で簡単パン作り
簡単な手ごねパンの作り方
- 強力粉300g、ドライイースト5g、砂糖大さじ2、牛乳(常温)180cc、バター20g(レンジでかるく温めると混ぜやすいです)、塩ひとつまみをよく混ぜます。
- 牛乳は少しずつ追加して、程よい柔らかになるようにしましょう。
- 混ぜ終えたらレンジで600ワットで30秒加熱します。
- ひたすらこねていきます!
- 生地がまとまったら40分程度、常温でおいて発酵させます。
- もう一度こねて、好きな形に成形します。
- オーブン180度で15分から20分程度焼きます。この時焼き色(つや)を出したい場合は、卵黄に砂糖と牛乳を少々混ぜたものをパンの表面に塗ってください。
いかがですか?とっても簡単なレシピですが、子供にとってはワクワクいっぱいです。粘土好きなお子様なら特に食いつきがよいのではないでしょうか。
焼き上がったらどんな形になるかな? 想像するのも楽しいです
最初は無理せず、できるところから
一から素材を用意しなくても、ママやパパの隣でお料理を手伝うだけでも大興奮です。
何も最初から最後まで料理を一品作らなくても、「ちょっとお手伝いしてね」というだけで、子供は喜ぶものです。レタスをちぎったり、お豆をさやから出したり、玉ねぎの皮をむいたり・・・単純なちょっとした「お手伝い」でも、「これ、お願いね」と渡して一人でさせるのもとても効果的です。
[st-kaiwa2r ]「できたよ!」と喜んでくれる子供に、思わず親もにっこりです。[/st-kaiwa2]
「このレタス、○○ちゃんがちぎったんだよね」とか「このたまねぎは○○くんがむいたんだよね」と出来た料理を食べる時に一言声をかけるだけで、子供の確かな自信と成長につながると思います。また、自分が作ると食事にもどんどん興味を持ち、食育にもつながりますね。
些細なところに成長のチャンスがあり、それを活かしていくのがモンテッソーリ教育のよいところですね。
まとめ 料理は興味を持ったらチャレンジしてみよう
お料理、と聞くと随分難しいように感じられるかもしれませんが、そんなことはありません。
ちょっとした皮むきでも立派なお手伝い、立派なお料理です。「手伝ってくれたね」「一緒に作ると美味しいね」と子供に達成感や料理の楽しみをどんどん感じさせるチャンスです。
まずは簡単なところから、お子様と一緒にお料理をはじめてはいかがでしょうか?