子育て・知育 小学校受験

【小学校受験】無理をしない、をモットーに志望校に合格した教育法 読書が全てを解決する!

yoko
yoko

はじめに断っておきますと、我が子は凡才です。

運動神経はかなり悪い方でしょっちゅう何もないところで転ぶし、習い事のピアノは普通レベル。特に何かに秀でているわけでもなく、くもんの進度も「平均の平均」でした。

愛想はいい方ですが、特段グイグイいくタイプではないですし、グループワークをしても一番目立つわけでもなく、とはいえ一番できないトラブルメーカータイプではない。

つまり、「普通」の子です。

そんな子をどうやって志望校に(私立と国立の小学校)に合格させたのか、その内容を少し書いていきたいと思います。いわゆる「お受験勉強」「お受験対策」については別の記事で詳細を書いたので、もう少し広く「教育法」という視野で紹介したいと思います。

小学校受験は親の受験、でも運の受験ではない

小学校は親の受験だ、というセリフを聞いたことはないでしょうか。

sota
sota

確かに、親がやらなければならないところは多いです。子供はそこまで小学校に興味はないでしょうから、親が子供を促して勉強させたり、親も面接に出たりすることがあるでしょう。

ですが、親が試験を受けるわけではありません。親の受験である、というフレーズは真実だと思いますが、親がやるべきことは何でしょうか?

私たちは、「子供のための環境を用意する」ことだと感じています。これはモンテッソーリ教育にも通じるものであり、私たちの教育理念の根幹にあります。

受験は親のエゴであるということは否定しません。子供にとって本当に必要なのか?と問われたら、そうではないかもしれません。

「この学校を受験させたい」「ここで教育を受けてもらいたい」という想いは、子供のために良かれと思ってやっていたとしても、子供が頼んでくれたわけでは往々にしてないでしょう。つまり、その意味合いでは親のエゴです。

ですが、子どもの将来を思ってより良い環境に(無理のない、できる範囲で)導いてあげるのは親の使命だと私たちは感じています。

yoko
yoko

その方が、将来子供が自身の意思で選択をする時、必ず選択肢が増えて視野が広がるからです。

これは夫婦で話し合って決めたものです。中には私たちよりももっと熱心に子に勉強をさせたり、言い方は悪いですがより裕福で、とても手厚い教育を受けられる環境を用意できる家庭もあるでしょう。ですが、よそはよそ。

今できることで、もっとも大事なことは何か? を考えた時に、私たちができうる、子供に与えられる環境は何でしょうか? それを考えた時に出た結論が「たくさん読書をさせる、本を読む喜びを与えてやる」でした。

読書へのスイッチは大変!テレビやYouTubeの誘惑を避けるには?

本を読むことは、子供たちの好奇心を刺激し、自然と学ぶ姿勢を育みます。

うちの娘も、普段はあまり勉強熱心ではないけれど、面白い本に出会うと夢中になって読んでいます。しかし、最初から「本が好き!」という状態には当然なりませんでした。

どうしても子育てしていると間が持てなくなって、「テレビ見せちゃおう」「YouTube見せちゃおう」ってなりがちですよね。むしろ、それをせずに貫いてきました!っていうお受験ママさんにたまに会いますが、「親の意思の力すごいな!」って思ってしまいます。それぐらい、大変。

でも、「急にテレビやYouTubeをなしにする」というのもなかなか難しいもの。エイヤっと完全禁止にしてもいいですが、それはそれで子供のストレスも高くなります。

そこで、我が家でとった道はとてもシンプル。「本しかない場所に連れて行く」のと、「親が読んであげる」の二つです。

本しかない場所に連れて行く!

子供はなぜテレビやYou Tubeを見たがるのか? それはとっても単純で、「その場で最も気楽で楽しい娯楽だから」です。

ということは、「その娯楽がない状況に持っていく」ことで回避できます。なんとシンプル。

sota
sota

私たちは「本屋」と「図書館」に子供を連れて行くことにしました。当たり前ですよね、本といえばこれですよね。

本屋ではもう単純に「なんでもいいから好きな本を三つ選んでみて。その中からパパ(ママ)が一つ選んで買ってあげるね」という方針を取りました。そうすると、否応なしに本を選ぶことになります。

まぁ、中にはほとんど本と言えないような遊びっぽいものだったり、付録目当てだったり、漫画だったり、はたまた難しすぎて大人じゃないと読めないものだったり・・・色々ありますよね。でも、あまり気にせず、「じゃあ買ってみようか」ということにします。最悪、メ⚪︎カリとかで売れますしね。

結果的に子供にとって面白かったら「また本屋に行こうね!」となりますし、今ひとつだったら「もっといいのがあるかもしれない。また本屋に行こう!」となります。つまりどっちに転んでも結果オーライです。

図書館も全く同じで、「借りたい本を持ってきてね」でOKです。同じことをします。

親が読んであげることが大事

本を選んだら、どうするか。

yoko
yoko

シンプルに「読み聞かせ」がいいと私たちは思っています。

とはいえ、読み聞かせって結構大変(苦痛)なんですよね。時間がかかるし、正直なこと言っちゃうと子供向きの本って大人が読んでも面白くない。実を言うと、子育ての中でも結構嫌いな部類です。

とはいえ。とはいえ、ですよ。

これをやるとやらないとでは、将来の楽さが全然違います。

我が子たちは昔はつきっきりで読み聞かせをしていました。本当に大変でした。こっちの方が先に眠たくなるわ、あくびは連発するわで大変だったのですが、それでもやって良かったと思っています。なぜなら、今は自分で本を読んでくれるから。放っておいても本を読んでくれるという状態になったのが5歳ぐらいの時でしょうか。そうなったらもう半ば勝ったも同然です(何に!?)。

読み聞かせをずっとすると、子供からすると「本の面白さ」がわかってくるんですよね。双方向ですから。

テレビとかYouTubeももちろん面白いけど、受動的なんです。「ここが面白かったね」とか「ここ、すごい」とかそういうコメントを残すことができない。子供にとって、自己主張ってとにかくしたいものですから、「どこが好きだった?」と聞けば「あのね、僕ね、ここが好き」とか言ってくれるんです。なので、一緒に読むことで子供の自己主張をする場を設けることができるのです。

読み聞かせの時に、「どこが良かった?」「この時どんな気持ちだったと思う?」とか感想を聞いてはならない・質問をしてはならないと言う人もいますが、私たちはそんなことはないのでは?と思います。

yoko
yoko

だって、映画を見に行った時とか、一緒に見た人とその映画の話をしたいですよね!?

それと同じで、どんな内容でもいいから(クイズみたいにしちゃうと面白みなくなっちゃうかもですが)、子供と今読んだ本について話をするのが大事です。

そうなってくると、子供にとって本を読むことが自然になってきて、テレビやYouTubeよりも楽しいものになってきますよ。

読書で身に付く、人生を高めるスキル

読書はやり抜く力を育てる

やり切る力、グリット。大事ですよね。

受験もマラソンみたいなものですから、「最後までやり抜くぞ」と言う体力が必要です。とはいえ、それをどうやって身につけるか。

答えは簡単です、読書ですよ。

本を最後まで読み切ることで得られる達成感は、子供に自信をつけるのにとても効果的でした。「わぁ、こんな長いのによく読んだね!」とか、そう言う声かけも大事です。

最初は難しく感じるかもしれませんが、根気よく読み続けることで絶対に終わりはあります。本はページ数が有限ですからね。いつかは終わるんです。

一冊、また一冊と終わらせることでどんどん経験値を積んでいけます。別に大した内容の本じゃなくていいんですよ。大事なのは「チャレンジした」そして「読み切った」と言う経験です。

読書は場所や時間を選ばずに行える

読書は場所や時間を選ばずに行えるのも素晴らしいところです。

家の中でも外でも、朝でも夜でも、いつでも本を手に取って読むことができます。

私たち親も、子供たちに自ら学ぶ習慣を身につけてほしいと願っていますよね。

sota
sota

習慣化すれば、「読書をする」ことが大事になって、場所なんてどうでも良くなるわけです。本があれば、別の世界に行ける。その楽しみがわかればスキマ時間なんて全部なくなります。「待てない」と言うことがなくなります。

「今から30分ぐらいここで待つよ」「じゃあ、本ちょうだい」と自然の流れで動きます。

つまり、「時間を無駄にしない」「飽きないように自ら振る舞う」スキルが身につくのです。受験会場で待つことはザラです。大体のところは本を持って行っても良いよと言われてるので、「待てなくて足をバタバタしちゃう」「まだなの〜?と叫んだりする」と言うことがなくなりました。本当に大事です。

読書を通してさまざまな経験を身につける

さらに、読書を通して子供たちはさまざまな経験を身につけることができます。

本の中の登場人物と共感したり、異なる文化に触れたりすることで、彼らの世界が広がります。

別に新しい知識を身につける必要はないのですが、「いろんな人がいるな」「いろんな考え方があるな」とわかるだけで違います。これって、受験に限らず、広く社会を生きて行く上で大事なスキルですよね。

視野を広げるって言うけれども、一番手っ取り早いのは本を読むことだと感じています。

「読書を通して得られる受験対策のスキル」

集中力を養う

小学校受験に向けた勉強って、子供にとっては結構ハードルが高いものですよね。

yoko
yoko

でも、実はその準備に、読書ってすごく役立つんです。

うちの子も最初はなかなか集中できなくて、私も戸惑っていました。でも、毎日コツコツと本を読む習慣をつけていくうちに、集中力がついてきたんです。さっき話した、「やり抜く力」ですよね。

くもんのプリントをやることも、読書をすることも、些細なことの積み重ねです。その結果として得られるのが「集中力」。何かを成し遂げるためには、何事も集中することが大事です。

知識を広げる

そして、読書を通して得られる知識は、受験勉強においても本当に役立ちます。これは、知識問題を解くと言う意味ではありません。「広く自分の考えを言うことができる」ようになる土台が作られると言うことです。

私も子供たちが興味を持って本を読んでいる姿を見ると、彼らがどれだけ成長しているかを感じます。子供女が興味を持って読んだ本の内容について聞いたら、とても楽しそうに自分の考えを話してくれます。

「自分の関心のあることの幅を広げる」と言うことは、「様々なシチュエーションに対応できるようになる」と言うことになります。

面接の時はもちろん、子供同士でやるグループワークの時にも、こうした土台があるとないとでは全く違います。

自分の意見をまとめる力を育てる

上に通じることなのですが、読書を通して得られる力のひとつに、自分の意見をまとめる力があります。

子供が本を読んで感じたことや考えたことを親と話し合うと、自分の考えを整理し、意見をまとめる練習をすることができました。

yoko
yoko

その結果、娘は受験勉強や面接で自信を持って自分の意見を述べることができました。

これからの社会、AIをはじめとしたIT技術の発達でますます「自分のスタンスをもつ」ことが大事になります。自分が何をしたいのか、それをはっきりと考えて、伝える。そのためにはやはり自分の意見をまとめて「私はこれこれこういう理由で、こう思う」と言えることが大事です。そのためにも、読書が大事です。

いやぁ、本当に読書って色々身につけられますね・・・。

異なる意見を受け入れる力を養う

最後に、異なる意見を受け入れる力を養うことも、読書を通して得られる受験対策のスキルのひとつです。

本の中に出てくる様々な登場人物の違う考え方や行動に触れることで、他者の視点を理解し、尊重する力が身に付いてきます。もちろん、小学校に上がる前の子供にそこまで深いことを求めることはできないですよ? でも、多少「他人がいるんだな」と言う意識が芽生えてくるわけです。それを幼稚園や保育園で実践して、子供は成長して行くんですね。

その経験は、彼女の受験勉強や面接においても役立ちました。

まとめ 子どもにもっと本を読ませよう!

yoko
yoko

私たち親が子供たちにできる最高のプレゼントの一つが、本を読む習慣を身につけさせることです。

子供たちが本を読むことで得られる多くのメリットを考えると、その重要性は言うまでもありません。本を読むことは、知識を得るだけでなく、想像力や創造力を豊かにし、語彙力や表現力を高める手段でもあります。それだけでなく、読書は子供たちの集中力や自己表現能力を向上させ、異なる視点や意見を受け入れる柔軟な思考を養うのにも役立ちます。

図書館に行こう!

図書館は、子供たちが本と触れ合い、新しい世界を発見するための素晴らしい場所です。

地域の図書館に足を運び、豊富な本の数々の中から好みの本を見つけることができます。また、図書館はイベントや読み聞かせなど、読書活動を楽しめる機会も提供しています。

親子で図書館に行き、一緒に本を選んで楽しむことで、子供たちの読書への興味を促進させることができます。

私たちは毎週図書館いいくことを習慣化しており、土曜日に子供一人当たり10冊借りて帰っています。毎回全部読み切れるわけではありませんが、「いつだってそこに本がある」と言う状態にしていくと子供にとっても良い環境ではないでしょうか。

親子で本を選んで読もう!

先ほども触れたように、親子で本を選んで読むことは、子供たちとの特別な時間を楽しむだけでなく、子供たちの読書への興味を高める素晴らしい機会です。

子供たちが興味を持つ本を選んで読むことで、自身の読書へのモチベーションを高めることができます。また、親が一緒に読書することで、子供たちが読書を楽しむことの大切さを実感し、自然と本に対する興味を深めることができます。

読書を毎日することで、確実に受験に適応できる子供を育てていこう!

最後に、子供たちが毎日のように本を読むことで、受験に必要なさまざまなスキルを身につけることができます。

集中力や知識の幅を広げるだけでなく、自己表現能力や異なる意見を受け入れる力など、受験に必要な要素を読書を通じて習得することができます。親子で一緒に本を読み、子供たちが本を通じて成長する姿を見守りましょう。読書を毎日の習慣として取り入れることで、確実に受験に適応できる子供を育てていきましょう!

  • この記事を書いた人

ヨーコとソウタ

東大卒でバイリンガルのソウタと、保育士・幼稚園教諭のヨーコがモンテッソーリ教育をベースに「子供に無理をさせず、良いところを伸ばしていく」ことを意識して日々育児を行う様子を綴っています。二人とも平成生まれ、二児(女の子と男の子)を育てています。

-子育て・知育, 小学校受験